真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

こいつ…さっきの仕返しか?


ソファーの端っこに座って拗ねてますってか?


子供か!


まぁ、突っ込むのは心だけにして。


「うるせぇよ。…姫にしたい理由は、他の女子と違うからとその強い眼差し。どうだ?俺たちの仲間になれねぇか?」


これ意外と緊張すんだなっ。


俺が下っ端の時にも姫はいた。


総長と幹部、そして姫が仲良いところを見て俺も憧れていた。


だけど今になってわかる。


総長達、本当にすげぇ人達だなっ!


緊張で倒れそうになる俺はただの臆病なのか?


「ふふっ」


「星川?」


なんで笑ってんだ?


「…顔に出てるよ。ここはすごくいいところだね。みんながみんな、お互いを大事にしてる。ここならきっと…」


どこかを見つめていた星川は、くるっとこっちに向き直し、にっこりと微笑んだ。


あ、これは心からの笑顔だ。


「ぜひ私をあなた達の仲間に入れてください」


「っ…よっしゃ!!」


これは心からの喜び。


君を守るための第一歩。


まだ第一歩だけど、それは俺にとっての前進。


このまま前進を突き進んでやるっ。