真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「星川…んんっ、言いにくいな。下の名前は何て言うんだ?」


「咲夢です」


「咲夢な!オッケー!敬語はやめてタメでいいからな!あ、俺は高階遼!呼び捨て大歓迎だ!」


「じゃあ…遼で」


って、うおぉぉおぉおい!!


何普通に名前聞いて呼び捨てにしてんだよ!


俺だってまだ名字呼びなのに!


遼に先越されるとか…。


はぁ…。


「おっ、ついたぞ」


「ここって…」


「遼、正面じゃなく裏に止めろ」


「はいよ」


正面で入るのはまだ早い。


正面はいろんな奴から見えるからな。


敵を作りたくねぇ。


星川のためにも。


「ん。降りていいぞ」


「サンキュー。星川、こっちから出てくれるか?」


「うん」


俺と星川が降りると、遼は車を発進させた。


駐車場はもっと奥にあるからな。


先に上がってるか。