真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「え?!それは…あいつ、総太の隣って意味?」


「…ああ」


こんなこと聞いてどうするんだろう。


だけど聞かないと俺はこのモヤモヤに支配されそうだった。


それくらい、俺は焦っていたんだ。


「それはない!昔の恋人だからってもう1回付き合うとかはないね!」


総太には悪いが、その言葉に安心した自分がいる。


だってそうだろ?


例え大堀から告白されても、付き合う可能性は少ないってとこだから。


「じゃあ、何でキスされて固まってたんだよ」


俺の言葉の意味を理解したのか、だんだんと青ざめ始めた。


…時間差。


てか、すっげぇ青ざめてるが大丈夫か?


「み、見てたのっ?」


「見てたっつぅか、見えたって言うか…」


なんだろう。


この言い訳みたいな言葉は。


「あれは挨拶みたいなものだから!そして口じゃなくて頬だからね?!」


「わ、わかったから…落ち着け」


「ふぅ…」


星川がこんなに取り乱すなんて初めてだな。


今までならクールに流してきたのに。


…でも、また星川のことを1つ知れた。