真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「話していて大堀が咲夢をちゃんと好きなことは分かった。…咲夢が本当に大堀が好きということも」


「だから止めようとしたの…?私のために?」


星川の問いに縦に頷く透さん。


透さんは大切な妹のために動いていた。


その思いに、星川は目に涙を浮かべた。


涙を拭いてあげたい。


だけどきっと俺は…まだその役が出来る立場にはいない。


「だけど大堀はすでに狂っていた。そして俺は…」


「向かってくるから、近くにあったナイフで刺したんだよっ!」


大堀?


「俺は咲夢が好きで触れたくてっ!でも咲夢は俺を拒否したんだ!!それが悲しくて辛くてっ」


ああ、愛ゆえに狂ってしまったのか。


でもな、拒否られたくらいでレイプしてんじゃねぇよ。


お前だけのために、星川も透さんも、そしてレイプされた女の子も傷ついたんだ。


愛してるなら心の準備が出来るまで待つべきだったんだ。


…お前はバカだよ。


自分から愛おしい人の手を離してさ。