真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「さてと、残りあんただけだけど?どうする?」


まだ端の方でうずくまる大堀。


その顔は青ざめている。


「ちっ」


まだフラついてるところを見る限り、さっきのダメージがまだ残っているみたいだな。


これは1発で終わるな。


足に力を込めた時、後ろから見知った気配を感じた。


「…星川?」


後ろには星が舞っている黒色のTシャツに身を包んだ星川が立っていた。


その髪色は見慣れた黒髪ではなく、光が当たると輝く金髪。


頬にはあの星型のホクロ。


俺が戦ってる間に着替えたのか。


というか、服はどこに持ってたんだ?


星川のカバンは亜衣が持ってたけど。


「ごめんね、ここからは私も混ざらせてもらう」


まぁ、後はこいつだけだから別にいいけど。


俺が身を引くと、星川は一歩、また一歩とゆっくりした歩調で大堀に近づく。


「ねぇ、どうしてこんなことをしたの?」


星川が問いかける。


俺はその間も警戒心を解かない。


何が起こるかわからねぇからな。


「ねぇ、どうして?」





「…咲夢が好きだからだよ」