真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「ごめんねっ」


謝ってるわりにはまだ笑ってるぞ。


顔と言葉が一致していませんが。


「神風くんからそんな言葉が出るとは思わなくてね」


「〜っ、俺だって自分で驚いてんだよ」


「神風くんらしいね」


満面の笑みを見せる星川は偽りの笑顔じゃねぇ。


本物の笑顔だ。


「本音を言うと、少し怖かったよ。でもね、みんなが助けに来てくれるって信じてたから。だからもう大丈夫」


ああ、その笑顔にその言葉は反則だ。


未だに笑ってる星川をそっと優しく抱きしめる。


「…神風くん?」


「本当に良かった。心配したんだぞ」


「…うん、ごめんね」


何もなくて良かった。


いや、襲われてはいたが。


星川を見る限り、服を破れただけで何もされていないのがわかるからな。


「あの〜いい雰囲気の途中でわりぃんだけどさ、まだ敵いるからな?」


そうだ、ここはまだdarkの倉庫だった。


ちらっと3人を見ると、ニヤニヤしてる顔が目に入った。


あいつらっ!


ぜってぇ楽しんでんだろ!