真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「星川!助けに来たぞっ!」


蹴破った扉から中へ入ると、そこにはソファーに押し倒され服が破れている星川と。


その星川に跨る男。


言いたいことはいっぱいあるが、今はそんなことより…。


「星川に何してん…だよっ!!」


男に蹴りを食らわす。


男は呻き、壁に激突するが、俺は目もくれず星川に近づく。


「神風くん、ありがとう」


にこりと笑う星川に着ていた特攻服を被せる。


誘拐され、服を破れ、その上襲われて。


どうして笑っていられるんだ?


「…神風くん?」


「星川はもっと自分を大事にしねぇとダメだ」


「え?」


俺にはわかる。


星川は笑うことによって本音を隠してる。


でもそれじゃぁダメなんだ。


仲間…なんだから。


「泣きたいときは泣け。スッキリした時に笑顔を見せてほしい。だから…無理して笑うな」


「…ふふっ」


「なっ、何で笑ってるんだよ」


結構恥ずかしかったんだぜ?


笑うことないだろ…。