真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「どっちみち戦うんだ。見つかっても大丈夫だ」


「まぁそうだな」


実虹はどこか不服そうだが、気にしてるひまはない。


中の声は聞こえねぇから、中で何が起こってるかわからねぇ今、急がないとヤバイ。


俺の勘はよく当たるからな。


「暎、合図の準備すぐに出来るか?」


「はい。後は繋ぐだけです」


俺の考えがわかっていたのか、すでに準備を始めていた。


何というか、相変わらず感が鋭いっていうか。


おかげで時間を食わなくていいから助かる。


「繋ぎました。いつでも大丈夫ですよ」


「サンキュー」


さてと、こいつを蹴破りますか。


「いくぞ。3…2…1っ!」


1と言ったタイミングで扉を蹴破る。


それと同時に暎は下っ端達に送る合図である電波を発信。


電波って言ってもモスキートーンだけど。


ちゃんとみんなが聞こえるかも確認済みだ。