「やっぱり叫ぶよね〜」


「僕達も最初は疑いましたからね」


目を丸くし、星川を見つめる面子達をクスクスと笑いながら見るこいつらは相当腹黒だと思う。


いや、人のこと言えねぇけどさ?


でもここまでではないと信じたい。


「いやいや!姫は黒髪だったぜ?!」


「あれウィッグ」


「星型のホクロもなかったですよ!?」


「…絆創膏で隠してた」


「名前は?!」


「星川咲夢。本名」


みんなからの質問を1つずつ返していく星川。


その回答に、みんなが納得し始めた。


まぁ、本当のことだから納得するしかねぇんだけど。


「「まじかー…」」


「あっ、総長は知ってたんですか?」


「さっきな」


苦笑いで申し訳ない。