真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「星川も準備出来たみてぇだし、倉庫に向かうぞ!」


「「うん!」」


「後で俺にも報告しろよぉぉおぉ!」


あ、忘れてた。


拗ねてたせいか、一言も話していたなかったから忘れてたぜ。


「報告するから早く休んで、明日ちゃんと復帰しろよ」


「任せろ!!」


笑顔になるところをみると、気にかけてくれたのが嬉しいとみえる。


そんなに放置されたのが嫌だったのか?


…何気に寂しがり屋だしな。


「車はどこに待たせてんだ?」


病室を出て、歩きながら実虹に問いかける。


予想通りなら、車の運転手はさっきの下っ端だな。


「入り口前だよ〜。…あ、もう来てるよ!」


確かに入り口の前だが…さすがにあそこは邪魔になるんじゃねぇか?


そうならねぇためにも、早く乗って退散するか。


「啓介さん!」


「待たせたな。実虹と星川はさっきと同じように後ろに乗れ」


2人が頷き、乗り込むのを確認して俺も助手席に座る。


「啓介さん、あの…」


戸惑うようにチラチラ後ろを見る下っ端の言いたいことは何となくわかった。


多分星川の髪色だな。


星川とわからずとも、starということはすでにバレているだろう。


金髪+星型のホクロ=starだからな。