真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「みんなでアホアホばかり言うなよ!!」


とりあえず、耳は塞いだので被害は少ない。


塞いでも聞こえるものは聞こえたが。


「そんなに遼を責めないで?遼が言ってることは本当だからっ。ねっ?」


そんな泣きそうな顔で言ったって、納得出来るわけねぇじゃんっ。


責めないで?本当だから?


本当だからと言って、星川が自分を責めるのは間違ってんの気づいてんの?


そんなことをしても、透さんは喜ばねぇよ?


「お兄ちゃんは私を庇って眠ってる。それが答えだよ」


「星川、あんまり自分を追い込むな。追い込んでも辛くなるだけだ」


自分を追い込んで傷つけて。


透さんが起きた時、そんな顔をした星川を見た透さんはもっと自分を責める。


自分のためにも、透さんのためにも責めたらダメなんだ。


「わかってる!!でもっ…お兄ちゃんが起きないのは私のせいだからっ。迷惑かけるばかりで何も出来ないっ。こんな自分…大ッ嫌い!!」




「俺はそんな星川が好きだな」




何も躊躇いもなく出てきた言葉。


これは嘘でもない。


俺の本音だ。