真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「私も最初はそう思っていた。あの日までは…」


「あの日って、何があったんだ?」


「もったいつけずに!!」


「「遼さんは黙ってて!」」


双子からのWパンチは相当効いたかっ。


落ち込む遼をほっといて、話を再開する。


星川は窓に手を置き、外を眺めている。


だけどその瞳は病院ではなく、ずっと遠くを見つめているようだ。


きっと、これから言うことは誰にも言ったことがない。


星川1人で抱え込んできたことなんだろう。


早く、星川の抱え込んできたものを俺達で開放してやりたい。


「…お兄ちゃんがヤられたの」


「「っ!!?」」


その言葉は俺達に大ダメージを与えるには充分で。


あの強かった透さんがヤられるとは思っていなかった。


だからこそ、余計に大ダメージを受けるんだ。


「お兄ちゃんの事もあったし、噂も時々耳に入ってたから私は抜けることを決意したの。例え狙われたとしても」


「…その噂って言うのは、もしかしてdarkが夜な夜な女を捕まえてはレイプしてるってやつか?」


「遼、知ってるのか?」


さっきまで拗ねてたと思ったら、話はちゃんと聞いてたのか。


「ああ、あの噂流した本人から聞いたから」


本人からって…。


たまにわからなくなる。


こいつ、本当に交友関係多すぎ。