「星川、そろそろ聞いていいか?2人の関係を」


「うん、この人は星川透。私のたった1人の兄なの」


「「兄ぃぃいぃ!?」」


「静かにっ!!ここ病院ですよ!」


わかってるが…叫ぶほど驚く内容だったんだぞ?


だってあの透さんの妹だぞ?!


叫ばなくてどうすんだよっ…。


「本当に兄妹なんですか?」


「うん、れっきとしたね。昔はよくhopeにも出入りしてたのよ?」


hopeにも?


〝お兄ちゃん、hopeに入れてあげたら?〟


「あっ!」


思い出したっ!


あの時、俺が透さんに拾われた時にstarは透さんのことを〝お兄ちゃん〟って呼んでいた。


透さんの妹と言う星川と、透さんのことをお兄ちゃんと呼んでいたstar。


そして、starと同じ輝きをする瞳を持つ。




全部繋がった。




「星川、お前…」


星川はただニコリと笑うだけ。


笑うってことは肯定と同じ。


でもまさかこんな近くにいたなんて…。


「2人で完結させるのやめてくれないかな〜」





「ごめんね。実は私ね、starなんだ」