「高校の卒業式は出られますか?」 お医者さんに尋ねた。 「うーん…」 何か言いたげに、母さんを見た。 母さんは顔にハンカチを当てて、 締め上げられたような声を出している。 光を当てられ、うずくまる腫瘍を見た。 手を伸ばしてそれに触れ、自分の体を触った。 お久しぶり。