優斗の顔を見た。


懐かしい、真っ直ぐな目があった。


「だけど、
茜がいてくれたら…

そうしたら絶対、
俺は戻ってくる…!

絶対に!!
絶対に戻る!!

茜は俺が死んでもいいの!?」


思わず優斗の服をひねり上げた。


「いいわけないだろ!バカッッ!オマエ!アタシより先に死んだらぶっ殺すぞ!!」

「そ…そうで…ん?んん?」


もういい!

コイツにはかなわない!


「結婚する!」


力の限り叫んだ。



「結婚するよ!!」