大島とお墓参りに行った。


お線香とイエローの缶コーヒーを置いた。


「ご婦人がくるとは、アイツも喜んでいることでしょう」

「カノジョが、墓石の裏から飛び出てこないでしょうね?」

「いまや我々の愛は、ゆるぎないものでござる」



大島は、千葉大の教育学部に受かった。

一つ年上のカノジョと同じだ。



ネギ高から国立大生が出るなんて、

きっと先生たちは大喜びだろうな。


そういえば、ナカタさんが何も自慢してこない。

さては落ちたな…。