プールの見下ろせるラウンジのカウンターに突っ伏した。

全身、ダルい。



「あ~あ…これからバイトなんて」

「俺なんて0時までだからな」

「バケモン…」



毎週日曜日の午前に、リョウさんから水泳を習っている。


なんで習わないといけないのか、さっぱり分からない。


「釣りに行きたい…」

「最低限泳げるようになってからにしろ」