私は腕を組んだ。

そして、ひらめいた。

「お付き合いも野球選手みたいに、年契約だといいんだよ!」


リョウさんが笑い出した。

そんなに可笑しくもないけど、まぁいいや。

笑うと子供時代そのままだ。




「オッシ!」

リョウさんが言った。

「特訓だ。オマエ、泳ぎ教えてやる」


げっ!

なんでそうなる!?

「スイミングクラブが近所にあんだろ?」

「いや…あの…」



ヤバい…

シフト増やそ…