「同級生か何かだったんですか?」




答えない。


まずい話だったかな…。




でもリョウさんは、重そうに口を開いた。



「幼稚園から高校まで一緒だし、野球部のマネージャーもしてた」

「それは、別れるのキツいですね…」

「そんなんでもない。

居て当たり前になって。

誕生日もクリスマスも別々に予定入れるようになって。

そのうち向こうがオトコ作って」