教室に戻ると、大島からボランティア募集の一覧表を渡された。


「そんな忙しいのに、ナニ文化祭の実行委員会までやってんの…?」

「ビョーキですな。これはもう、予定がいっぱいでないと落ち着かないという」


ヨッシーたちがニヤニヤしている。

バーカ!と口だけで言ってやった。



「秋はバラ園とアンデルセン公園に行く施設が多いですからな。茜殿にピッタリですぞ」

「アタシ、バイトしてんのー」

「アルバイト、大いに結構!しかし…」



誰かが大島を呼んでいる。


「はっ!セッシャもう行かなくてわっ」