大げさな、ため息が聞こえた。

「ガッカリだわ…!
他とは違うアーティステックなものを感じたのに!」


私は振り返った。

「何に?」

「アナタに決まってるでしょう!?」


アーティスティック!?

私が…アーティステック!?


「ユモト!

お前!顔も性格も名前のゴロも悪いけど!イイやつだな!」

「なな…なんですってぇ!?」


「くはっ!」

スーさんの口から息が漏れた。