車が次々到着した。

バスじゃなくて、介護用の車だった。


短パンが、素早く近寄って行った。

施設のスタッフさんらしき人が降りてくる。


「私、TUSから来ました。ユモト·マリアナです」

と、スタッフさんに握手を求めた。

「あ、どうも。とりあえず降ろしちゃうんで、あちらで待ってもらっていいですか?」


…迷惑だろ。


TUナントカっていうのは、確か帰国子女とか英語をやらせたい親が子供に通わせる学校だ。