あらステキ。

カフェかと思った。

住宅街の中の小さな敷地に、アジアチックな外観の店が立っている。



私たちが自転車を止めると、中からロングスカートのお姉さんが出てきた。

「こんにちは」

「こんにちは。お願いします」


ウノッチが、ママさん自転車に乗り換えた。

「じゃあねー。俺、ガキ迎えに行くからぁ。帰り道わかるっしょ?」