期末テストが終わる頃、

私のあだ名が『クレラップ』で落ち着き始めた。


「大丈夫だよぉ!もう夏休みなんだから!」

ミミが何皿目?ってくらいプリンを食べている。


「そうそう。『セツコ』は阻止できたじゃん」

ノンは、赤身しか食べない。

「ハイ。アジきたよ」

ヨッシーが皿を取ってくれる。


ムナシい…。

大好きな回転寿司なのに、

まったく心が躍ら…


「カラッッ!!」

「うひやややっ!」


一瞬だけ目が覚めた。


だけど結局、みんなの後を何となく付いて行くだけ。


洋服を見ても

アクセサリーを見ても


もう優斗に会わないんだと思ったら、


何にも楽しくない。