穂積と港に行く途中、車から声を掛けられた。

「あ、総史だ!」

「ひさしぶり」

「お久しぶりです」




お兄ちゃんの車に乗り込んだ。

「夏休みですか?」

「いつでも夏休み」

「いいな~」



穂積も偉そうに言った。

「僕も」

「いいな~」

「それは、ブラックジョークなんじゃないかな…?」