「お前、するって言ったじゃん!」

「するよ。するとは思うけど、ちょっと待って欲しいって…」

「はああああ!?」


優斗が砂利を蹴った。

「なんで今更そんなこと言うのか分っかんねぇ!進路なんて考える必要ないじゃん!うちで暮らせばいいじゃん!」

「そんな急には…私だって心の準備がいるよ!」

「心の準備ってなんだよ!?卒業までに準備すればいいことだろ!?」

「自分がどうなるのか分からないのに準備なんてできないよ!まず自分…」

「なんなの!?何が気に入らないの!?仲良くやってんじゃん!」

「そういう問題じゃ…!」