七時過ぎなのに、まだ明るい。

駅に向かって自転車をこいだ。



優斗は、相変わらず連絡なし。

どうしていいか、分からなかった。


連絡を取れば、きっと謝るハメになる。

いい加減な返事をして、期待させていたのは私の方だ。

だけど、謝っても解決しない問題がある。


私は、結婚する気がない。

もう自覚していた。