息を抑えているような声が聞こえた。
「俺、もうホテル取ったけど」
まだ、行くとは言ってないのに。
でも楽しみにしてたんだ。
「ごめん」
「マジで、なんなの?」
「修学旅行に行きたくなった。それだけ」
どんなに慎重にすくっても
指の間から、砂がこぼれていく。
そんな気持ちがした。
「茜ってさ、本当に俺のこと好きなの?」
「当たり前でしょ」
また電話の向こうが静かになって、
そして途切れた。
「俺、もうホテル取ったけど」
まだ、行くとは言ってないのに。
でも楽しみにしてたんだ。
「ごめん」
「マジで、なんなの?」
「修学旅行に行きたくなった。それだけ」
どんなに慎重にすくっても
指の間から、砂がこぼれていく。
そんな気持ちがした。
「茜ってさ、本当に俺のこと好きなの?」
「当たり前でしょ」
また電話の向こうが静かになって、
そして途切れた。


