だけど、それって…


「あははははっ…!」

「だってそうじゃん?」

「う、ウケる!そ、それを私が指につけんの!?」

「あ、そっか」


笑いこけてたら、優斗が嬉しそうに私を見てた。


この気持ちは、言葉にできない。


優斗の頬に手をやった。

「…お帰り」

優斗がその手を取って唇に当てた。

「ただいま」


今年初のキスが降ってきた。