教室の外がざわめいて、顔を上げると優斗が入って来ていた。

たくさん取り巻き引き連れちゃって。

小麦ちゃんまで連れてきた。


「お久しぶり!」

と私は手を振った。


「あっち!」

とウノッチが頬に手をやる。

私の手元から、たこ焼きの破片が飛び散ったらしい。


「あ、ごめん!」

「…味噌入れていい~?」

「じゃあ、ここら辺に入れて」