「ヨッシー!」

イラついて声を掛けた。


「『私たちは関係ない』んだから、化粧はもういい!」

「いや。これは。これはいつも通り。いつも。いつもこんなん」

「もおっ!」


まったく、なんなんだ。

私はスカートのウエストを折り曲げて、一段短くした。


暑いから。

うん。

暑いからね。