終わった…


コイツとは終わった…


始まってもないのに、終わった。


泣きそう。


今日のために、水着売り場に5時間いたのに。

お弁当だって、4時起きしたのに。

うう…



「だって、俺たち付き合ってるんじゃないの?」



寂しそうな優斗の声がした。

「なんで茜は、俺が一番じゃないの?」