「アンタ、優斗と次いつ会うの?」 と母さんに聞かれた。 「知らん。次は夏休みかな」 「彼氏なんでしょう?もっとパッションを燃やしなさい」 「会ったこともないのに、どうして優斗はいいと思うの?」 「そんなのアンタの話聞いてれば分かる。優斗はいい。ワタシ好みだ」 母さんの好み、カンケーないし。 私は畳んでいた洗濯物を乱暴に積み上げた。 まだ彼氏じゃない。 告白されてない。