秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


雪也は私を見て黙り込んだ


「私にそんな心配向けるより、もっと気を配るべき人がいるんじゃない?」


雪也はハッとした表情をするが
すぐに私を睨みつける

でも、その瞳は怒っているというより
ムキになっていると言った方が近い


「ちゃんとその人見てやれよ。先入観なんて無しにしてさ」


雪也は私を睨むのをやめない

私は静かにため息をついた


「面倒くさいね、アンタ。…まぁ、それは私もか」


回りくどいやり方しかできなくて
ストレートにものを言えないのだから