秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


「私の仕事だから下がっててよ?」


横目で雪也を確認すれば
明らかに不服そうな顔をしていた

…が、思い付いたように
ニヤリと笑う


「俺の大切な友人の身体が、もし氷月がヘマして傷でも付いたら大変だからな」


ドヤ顔で私に胸を張る雪也に力が抜けた

…まったく、喧嘩したいだけでしょ


「おぃ、人を二重人格みたいに言うなよ」

「いやいや、二重人格じゃなくて三重人格の間違いだろ?」


真面目に答える雪也に軽い怒りが湧く