「どうりで今日は静かだったわけか」


自然に舌打ちが漏れる

隣では雪也が腕まくりをして
目をギラつかせて笑っていた


「…帰れよ」


私はポツリと漏らす


「はっ、誰が」


話をしている間に相手は姿を現した

見覚えのある顔に私は少し考える


「よぉ氷月、久しぶりだなぁ?」

「あぁ、あの3連合の残党か」


私の横で雪也が不思議そうな顔をする