ひんやりと冷たくて、6月でも
すっかり暑くなってきた

外を歩いてきたから
持ってるだけで気持ち良い


「サンキュー」


和哉が笑ったのをみとどけると
空いているソファーに座って
プルタブを開けて口の中に流し込んだ


「甘っ!?」


私は思わず咳き込む

慌てて缶のパッケージを見れば
“微糖”とかかれていた