ニカっと笑う太陽に謝ってしまった事に
申し訳なく思った


「そんな事より、由里子は?」

「あっ、ああ、私は…。困ってるんだよねぇ。男の人って何が喜んでくれるか分かんないし」


あぁ、それ、ちょっと分かるかも

母の日や父の日は
何もしたことなかったけど
誕生日位は祝ってたし…

でも、どんな事したら喜んでくれるか
凄く悩んだ記憶がある


「桐生の気持ちが伝われば、何でもいいんじゃない?」


私の言葉に桐生は頷いた