秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


「スゲェ、感動した!」


興奮気味に話す将騎に
一瞬言葉が出なかった


「ちょ、将騎!まだ、録音中!」

「え、あ、やばっ」


慌てる彼らに私は笑いをこぼした

これで良い

これが私達だ


「ありがとう」


私はニッコリ微笑んだ

録音を切る


「ごめん、せっかくの贈り物だったのに…」


将騎が項垂れている

他の皆も申し訳無さそうな
表情をしている