秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


…何?…歌?


それは静かな歌声だった


成熟した女性の声

透明感があって心にジワリと染みてくる

何処から聴こえるかなんて分からない


でも…


「綺麗…」

「…あぁ」

「そうだね」


独り言のつもりだった

でもいつの間にか2人も隣に居て
同じように聞き入っていた


私の中で何かが光る

まるで“自分に気が付いて!”
とでも言うように何度もチカチカと