秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


頭を下げる親父を目の当たりにした時
俺は酷く自尊心が傷つけられた気がした


俺は謝って欲しいわけじゃない

知りたかっただけだ

どうして、この家はこんなに冷たいのか

どうして、親父は俺と
正面から話そうとしないのか


「何で謝るんだよ?俺は謝って欲しいわけじゃないんだけど」


俺の物言いに親父は、申し訳なさそうな
それでいて困ったような曖昧な表情をする


「俺は親父が分かんねぇよ。言い訳の一つでもしてくれれば、こっちだって何考えてるのか何となく分かったのに…」


俺の言葉に親父は本気で驚いた顔をする