秘密の異端者 【番外編】~The repayment of favor~


「それは無理だと思うぞ」


突然会話に乱入しながら
幹部に入って来た奴がいた

パトロールから帰って来た弦だ


「お疲れ、早かったな」

「まぁな」


扉を閉めて私達のところに弦が寄ってくる

そして、定位置に座った

それを見届けた私は怪訝な顔で弦に聞く


「弦、どういう事?“それは無理だと思う”って…」


怪訝な顔をしているのは私だけじゃない

弦は私を見ると呆れたように
溜息をついた


「自分の事だろ。お前、母の日はちょうど生徒会のメンバーと親睦会あるって言ってたじゃねぇかよ」


あ…