その日の昼休み、

犬なら尻尾を振ったように楽しそうなルイが来た。



「せ~んぱい♪」

可愛らしいルイは、あたしに握った手を見せた。


「はい、あげる♪」



そう言って手渡されたのは、甘いいちごミルク飴。


「くれんの?」

飴とルイを交互に見る。



「うん!!食べて!!」


たまにルイはこうやってお菓子をくれる。



多分、

2年でもルイは人気があるだろう。