男がそう言った瞬間、 私の腕を掴みながら奥へと 無理やり連れていかれそうになる。 「痛い……! お願いだから、手を離して!」 誰かに気づいてもらえるように 叫んでみたって舞踏会で 静かなわけもなく騒がしい中 私の声は掻き消された。