放課後・・・・・・。

私は校門前で、流也が来るのを待っていた。

髪型・・・・・・変じゃないかな・・・・・・?

制服・・・・・・ちゃんと綺麗に着れてるよね・・・・・・?


私は、美緒からメイク道具を借りて、軽くメイクをした。

私って、まつ毛短いからあんまりわからないけど、マスカラしてるし・・・・・・グロスもつけてる。

メイクなんて・・・・・・人生で初めてしたから、正直似合ってるか、すっごく不安だ・・・・・・。

美緒は、可愛いって言ってくれたけど・・・・・・。

私って、もともとブサイクだから、メイクしても顔に変化ないって思った・・・・・・。

ブスは何をやってもブスだって言うけど・・・・・・好きな人に・・・・・・少しでも可愛いって思われたい・・・・・・。


「綾羽!」

「!」


愛しい人が、私の名前を呼んだ。


「ごめん、教室掃除あたってたから、遅れてごめん。・・・・・・待ったか?」

「ううん・・・・・・大丈夫だよ・・・・・・。」

「・・・・・・あ?綾羽・・・・・・もしかして、化粧してる?」

「・・・・・・!」



き、気づいてくれた・・・・・・!



「・・・・・・可愛い・・・・・・。」

「・・・・・・!」