[綾羽SIDE]
















翌日・・・・・・。

いつもの時間に学校に来ると、流也は先に学校に来ていた。

・・・・・・今がちょうど、話す良いタイミングかな・・・・・・?

でも・・・・・・まだ言わないほうがいいかな・・・・・・。

でも、今言ったほうがいいかな・・・・・・?

どうしようっ・・・・・・。


「綾羽!」

「!」


流也が私に話しかけてきた。


「あのさ、今日の放課後・・・・・・二人で遊びに行かねぇか?」

「・・・・・・え?」

「・・・・・・俺たち付き合ってまだ・・・・・・二人でどこか行ったりしたことないから・・・・・・い、いやならいいけど・・・・・・。誘ってみただけだし・・・・・・。」

「・・・・・・行く・・・・・・行きたい・・・・・・!」

「・・・・・・わかった。じゃ、放課後に、校門の前で待ち合わせな。」

「うん・・・・・・。」


・・・・・・二人きりでどこかに行くって・・・・・・デートって事だよね・・・・・・?!

・・・・・・私は心の中で、これが最初で最後のデートだと思っていた。