[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





「ねえ!!地震速報出たんなら中入って下ろせるだけ机下ろした方がよくない!?」



「あっそれもそうか!!」



教室の中からはガタガタと机を下ろすような音が聞こえる。

多分、中にいるクラスメイトも志羽と同じことを考えているんだろう。
うちのクラスの迷路の壁は机の上に机を乗せ、それに蛍光塗料を散らした黒いビニールシートをかけて作っている。


もしそれが地震で倒れたりしたら、教室中がめちゃくちゃになるのは目に見えてわかる。



俺と志羽は教室の中に入った。



地震速報が鳴ってから何分後に地震がくるのかはわからない。