そんなことならお安い御用だ。 わたしはそう思い、大きくうなずく。 「じゃあふたつめ」 「なぁに?」 「世界で一番幸せになって」 その言葉にわたしは嫌な予感がした。 何?この変な感じ…… すごく、怖い。 優太がどこかへ行ってしまいそうで。 優太の願いがわたしへの置き土産のように感じる。 「んで、みっつめ。これが最後ね」 わたしはギュッと緊張のせいで汗ばんできたこぶしを握り締める。