[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





でもすぐにその様子は消え、優しい表情を見せた。




「久しぶりです。優太のお母さん」




【優太】って……。


この前、志羽が言ってた“もう二度と会えない大事な人”のことか?
俺の中で黒い感情が渦巻き始める。



俺、最低だな…。



会ったこともない、志羽がもう二度と会えない人に嫉妬してるとか。



「お姉ちゃん、優太兄ちゃんのこと知ってるの!?」



男の子が突然そう言って志羽の手を掴んだ。