でもすぐにその様子は消え、優しい表情を見せた。 「久しぶりです。優太のお母さん」 【優太】って……。 この前、志羽が言ってた“もう二度と会えない大事な人”のことか? 俺の中で黒い感情が渦巻き始める。 俺、最低だな…。 会ったこともない、志羽がもう二度と会えない人に嫉妬してるとか。 「お姉ちゃん、優太兄ちゃんのこと知ってるの!?」 男の子が突然そう言って志羽の手を掴んだ。