[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~






「優太の願い?」



わたしに聞けることならなんでも聞くよ。

まだ1週間早いけど、わたしが優太のサンタクロースになってあげる。



「うん。いいよ。なんでも聞く」



そう言うと優太は満足そうに微笑んだ。



「まずはひとつめ」



ひとつめ!?
もしかしてたくさんあるの!?



「雪音はずっと笑ってて。どんなに悲しいことがあっても。…雪音が笑ってたら俺、安心するから」